境内
- 御本殿・拝殿
- 現在の本殿と唐門は、江戸時代の寛政年間に建てられたものです。新神社は雨壺山の名が表すように、旱魃(かんばつ)時の降雨祈願に御神徳があったとされます。そのことを示すかのように、本殿に、水を司る「龍」の見事な彫刻が施されています。
大鳥居は昭和初期に建設されました。石垣と石灯籠に囲まれた石段を登ったところに拝殿、さらに一段登ったところに本殿があります。
- 御神木・紅葉
- 拝殿左手の御神木は一度火災に遭いましたが健在。本殿背後には樹高23m、幹周3.9m、樹齢約200年のタブの木があり、彦根市指定保存樹に指定されています。
秋には境内の紅葉や、大きな銀杏の木が美しく色づき、十一月末ごろの見頃には多くの方が見に来られます。
巡回路
- 巡回コースの整備
- 新神社の背後の雨壷山山頂には、かつて神宮(伊勢神宮)遥拝所が設けられ新神社を巡回する形の道が所々階段を作って整備されていました。戦後の混乱期より、利用される方が減り、倒木や樹木の繁茂により通行困難となっておりましたが、平成20年5月に、頂上の樹木伐採が行われ、新しい道も作られ、巡回路が全通しました。これは氏子の一家族の方のご奉仕により順次整備されたもので、そのこ熱意とご努力に厚く感謝いたします。
- 注意事項
- ・巡回路は山道です。神社として皆様の怪我や災害に対しての責任は持てません。足元には十分注意して巡回ください。
・順路には多くの榊がございます。これは神社として大きな榊として利用する為40年以上育成してきました。榊を採取したり、先端を折ったりしないでください。